ザ・ビートルズ:Get Back
コロナウイルス感染症はオミクロン株による感染拡大が広がり完全に「第6波」に突入しました。

オミクロン株は以前のデルタ株より感染力の強さが3倍程度。爆発的に感染が広がります。

しかし、感染しても重症化するリスクは低いから風邪と一緒。だから大袈裟に構える必要はない・・・など様々な情報が錯綜しています。

とは言えども、我々に出来る事は以前と同様にマスク、手洗い、換気などの基本的な感染対策を徹底するしかありませんね。

当店では徹底した感染対策が功を奏し、一昨年から関係者に一人の感染者も出すことなく営業を続けています。どうぞ、安心してご来店ください。
今回は現在話題の「ザ・ビートルズ:Get Back」を紹介させていただきます。

昨年、11月末からDisney +で独占配信されている作品です。

ビートルズ世代ど真ん中の僕としては観ないわけには行きません・・・

と言うわけでこの「ザ・ビートルズ:Get Back」を観るためだけに、1ヶ月だけDisney +を契約してしまいました!ちなみに1ヶ月、990円です。
Disney +

この「ザ・ビートルズ:Get Back」は1969年の年明けからビートルズにとって最後の2枚となったアルバム、「アビー・ロード」「レット・イット・ビー」に収録された曲の制作過程から、1月30日の彼らにとって最後のライブになった事務所ビル屋上での「ルーフトップ・コンサート」のノーカット・バージョンまでを収めたドキュメンタリー映画です。
ルーフトップ・コンサート

元々は1970年公開のマイケル・リンゼイ=ホッグ監督「レット・イット・ビー」のために撮影された、57時間以上に及ぶ未公開映像と150時間以上の未公開音源を「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどのピーター・ジャクソン監督が約3年の歳月をかけて編集して完成させました。

3部構成となっており、エピソード1が2時間37分、エピソード2が2時間53分、エピソード3が2時間18分、合計7時間48分にも及ぶ大作です。

しかし、ピーター・ジャクソン監督の編集が本当に素晴らしく、観始めたら余りに面白くて飽きる事なく2日間で全て観てしまいました。

これを観ると当時観た「レット・イット・ビー」がビートルズの上部だけを描いた説明不足の駄作に思えてきます。

途中でジョージ・ハリスンがストレスからビートルズを辞めて、3人で説得にいくエピソードや、5人目のメンバーと言われたキーボードのビリー・プレストンがセッションに参加するに至った経緯など興味深い内容のてんこ盛りです。
リハーサルの様子

そして、やはり一番面白いのは曲を仕上げて行くリハーサルの様子です。

ビートルズと言えどもポンポンと簡単に曲が出来たわけではなく、1曲をあーでもないこーでもないと、ドロドロに時には言い争いながら何度も何度も試行錯誤しながら仕上げていく様はめちゃめちゃ人間臭くて「同じなんだ・・・」という気持ちになります。「レット・イット・ビー」ではこういった部分が全く伝わって来ませんでした。

我々がよく知っている「Get Back」「I’ve Got A Feeling」「Don’t Let Me Down」など一体何百回セッションを繰り返してあの形になったのだろう・・・と改めて思いました。

とにかく、1曲に対する“執念”が尋常でないのです。普通なら疲れてしまって妥協しまう所を彼らは「まだまだ、もっと良くなる!」という姿勢で諦めないのです。

ビートルズは自他ともに認める「世界一のロック・バンド」ですが、その尋常でない「諦めない心」が解散後53年経った今だに世界中で聴かれ続けられている理由なのかもしれません。

最後に特筆すべきは画像の美しさです。53年前の映像が最新のデジタル処理により最近の出来事のように感じられます。

8時間近い大作ですがビートルズファンの方はもちろん、今まであまりビートルズに関心がなかった方も彼らがポピュラーミュージック史上最も成功したバンドであることは揺るぎない事実なので興味を持って観て頂けたら幸いです。(サトーB)